Monozukuri Hardware Cup2023、1st Prizeにオモテテ、2nd Prizeには2社を選出

Monozukuri Hardware Cup実行委員会(実行委員長:モノづくり企業推進協議会 会長 牧野成将)は3月3日、ハードウェア・スタートアップのグローバル展開への登竜門「Monozukuri Hardware Cup(MHC)2023」を京都リサーチパーク(KRP)で開催した。審査の結果、登壇した7社の中からフェムテックのオモテテ(東京都渋谷区)を1st Prizeを選出した。

オモテテは、生理用品を公共トイレ等外出先の施設で入手可能にし、生理になる人の外出時の利便性を向上する事業を展開。審査委員長のAllen Miner(Founder & Chairman of SunBridge Corp)は講評で「自動販売機の発達した日本から出てくるべきソリューション。非常に巧みでイノベーティブなアプローチだ」と高く評価した。

2nd Prizeには、5人の大学教員で設立し温冷同時刺激による皮膚のかゆみ緩和デバイスを開発した大阪ヒートクール(大阪府箕面市)と、産業用小型ドローンで屋内空間の調査・点検・警備を行うLiberaware(リベラウェア、千葉市中央区)の2社が選ばれた。1st Prizeには賞金として30万円、2nd Prizeには20万円がそれぞれ贈られる。

同コンテストは、米ピッツバーグで開催されていた「Hardware Cup Finals」の国内予選として2017年から開催。今回で7回目。

■MHC2023ファイナリストと審査委員の皆さん(写真右から3人目が、オモテテの髙堰うらら代表取締役、左端が牧野実行委員長)